ねがい

だれかのため
なにかのため

でも
そんなときは
きてほしくなかった










いつも　何気なく繰り返していた
消防署の訓練塔で

こんな訓練が役立つ日が来ないようにと
いつも　いつも　願いながら







自衛隊さん　警察官さん　消防士さん
誰もがこんな日が来て、召集がかかるなんて、
きっと　いつか遠い先のことだろう･･
もしかしたら、こんな訓練なんかしても役立てることもないだろう。。。
そういえる日々が、ずっと続くようにと願っていたに違いない。。

だけど、突然襲ってきた災害は、
これほど頑張ってきた訓練さえも役に立たぬほど、
辛く厳しい現場となってしまっていた。

身体も　心も　ボロボロになってしまうほど・・・

ただ　守りたい・・・という本能に似た気持ちだけで
今を生き、使命を果たしている。

あたしはただ
それを遠くから見守るしかない。








他人(ひと)の悲しみは
空気を伝ってその周りの人をも巻き込んでいく

被災者と同じ気持ち
いいえ　それ以上の気持ちになって
苦しみもがき　それを背負って
被災現場で使命に従事するしかない。


たぶん　誰よりも深く　傷ついているだろう


無理をするな･･とは言えません。
でも、言いたいのです。

必ず　心休みの時間をとってください。
涙を流してください。
我慢しない日を、一日つくってください。


あなたも、とても大切な人なのですから。。。






追伸
　　世界各国の兵隊さんや救助隊の皆様も、
　　とても大切な方たちですから、
　　くれぐれもお怪我の無いよう、お病気になられないよう。。願っております。

　　ありがとうございます