かんじん [随筆 色いろ]
かんじん かんじん
ここがかんじん ふんばりどき
かんじんかんじん
ここからさきが ふんばりどこ
かんじん かんじん
これがかなめの わらいどき
3月21日 午前2時40分 父の時が止まりました。
ほんのちょっと前から、命の炎が大きく揺らぎ始めたと、
父を見守る方たちからのお知らせ。
あたしは、右側の窓から見える樹が、風にあおられ
大きく揺さぶれるのを横目で見ながら聞いていました。
すると、次第に頭の真ん中から、こんな声が聞こえ始めました。
かんじん かんじん
ここは かんじん わらいどき
って・・・・。
そして、きょう。
もっともっと 大きな声であの言葉がリフレインしています。
母が涙を流しても
妹が涙を流しても
あたしだけは、今だけは・・・・
かんじん かんじん
ここがかんじん しあんどき
かんじんかんじん
ここがかんじん わらいどき
やさしい慰めや、父との想い出に涙が溢れそうになるけれど、
お通夜、お葬式、いろんなことがちゃんと終わるまで、
母や家族や、いろいろかかわってくださっている方たちが、
いっぱい想い出に浸れるように。。。。
ちゃんと心を治められるようになるまでは、
あたしは元気いっぱいで、
ちょっと笑って乗り切っていこうかな・・・なんてね^^
かんじん かんじん
かんじんかなめの からげんき
わらってやりすごしゃ
なんとか かんとか のりこえられる
かんじんかんじん
ここは いっぱつ ふんばって
さいごのさいごの からげんき
あさってがおわれば
おとうさんをおもって
なけるよね
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