やみよの・・・ [随筆 猫]
つきもなく ほしだけがきらめく
まっくらなよる
まつりのはじまりをつげるかけごえが
とおくから きこえてくる
獅子を囃す声が、遠くから聞こえてくると、
身の置き所が無いように、そわそわと動きが忙しなくなる。
ねぇ・・・ お外に出してぇ~
あたいは、見回りをしてこなくっちゃなんないのよ!!
さっきから、いつもは聞こえない変な声が、
地を這うように、空を翔るように、お家の窓まで届いて来るんだよぉ。。
ねぇ・・ お外に出してぇ~
とらがあまりにも外に出たがるので、
獅子が来るまでにはまだ時間があると思い、ガラス戸をあけ外へ・・・。
思いのほか早く帰ってきて、窓から顔を突っ込んだ途端、
遠く、獅子を囃す声が風に乗って届いてきた。
すると、いままさに家に入ろうとしていたとらは、首を引っ込めて周りをキョロキョロ!
仕方が無いので、慌ててむんずと掴まえて、家の中へ。
その後も、なんだか外が気になるらしく、
少しの人の声などにも、イソイソ・うろうろ・・・
どうも、お祭りっこになってしまったようです^^
まっくらな闇夜のお祭り
灯りは、みんなが持つ提灯のみ
あまりの暗さにISO感度を上げたら、スゴイノイズ!
お手上げだぜぃ!
褌姿の若い衆が
掛け声をかけながら 町をねる
提灯が揺れ
天狗がぬたりと歩き出す
もっと明るいところもあったのに、
よりによって、真っ暗な場所を好んで撮るあたし・・・。
だめじゃ~!!
また、来年頑張ってみるですぅ。。。(泣)
も~ん~さぁ~けぇ~
も~ん~さ~け~
獅子は闇を好み 光を恐れ
灯りを蹴散らし 夜道を駆け回る
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