ねむるまえに [随筆 猫]
ねむるのが こわくなる
そんなひがくるとは
すこしもかんがえなかった
あのころは・・・
いつまで いえるだろう
そんなことをおもったら
どんなにおそくなっちゃっても
いっておきたかったの
としのはじまりの このひとことを
こんなことになるなんて、思ってもみなかったわけよ。
そりゃ、ある程度歳をとれば、ジャンプ力もなくなるしさ、
動きだって機敏とまではいかないだろうし・・って思ったわよ。
だから、大きな棚や高い机の上にひとっ飛びすることは、
ある程度諦められたのよ。
だけどね!!
だけど、あの背の低いファンヒーターの上に乗るのに、
時々ずっこけちゃって、乗り損なっちゃう・・・なんて。
ねぇ。。。
あなたは考えたことがあるぅ?
この前、あの子が見ているしさ、
ちょっとカッコつけて、ファンヒーターの上にぴょ~んとね。
自分では、ピョンと飛び乗ったはずだったのよ!!
なのに・・・。。。
あ~ぁ。。
歳はとりたくないものね。
絶対だいじょうぶだと思って、
とってもスマシテ飛び乗ったものだから、
乗りそこなったときにゃ、
顔から火が出るほど恥ずかしくなっちゃってさっ!
「こんなとこ、別に乗りたくなかったのよ」
ってな顔をして、すごすごと二階の部屋まで駆け上がっちゃったわよ。
まあ、これも見栄で・・・
駆け上がるつもりで、ヨイヨイと上っていった・・・
って話だけどね。
あ~ぁ。。
それにしても・・・・。
お鼻はグシュグシュ 涙目にはなる・・って、
やっぱり歳はとりたくないはねぇ。。
ただ、唯一の慰めは、
あの子が言ってくれるひとこと。
あなたが いてくれて
ただ それだけでうれしい
ってさ^^
あたいの 誇りよ(笑)
しかたがない
老体に鞭打って、うんと長生きしなくっちゃね
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